アフリカゾウ
名称 サイズ 生息地域
【和名】アフリカゾウ
【英名】African elephant
【学名】Loxodonta africana africana
体長540〜750cm
体高3〜4m
体重5〜7t 
アフリカ
(サバンナ)
【類】哺乳類 【目】長鼻目 【科】ゾウ科 【属】アフリカゾウ属
−解説−
現在、地球上に生息する陸上最大の哺乳動物で体重12tという記録がある。大人のオスで約7t、メスで約4tになる。アフリカゾウはインドゾウと比較して、長い鼻、大きな耳、そして長い牙が特徴。アフリカ象の耳は少なくともアジア象の3倍はある。(長さ183cm、幅114cm)この耳には血管が多く通っており、空気中に熱を放出させて体温調節や、更に大きく広げて敵を威嚇するのに使われる。低音16Hz〜高音12000Hzの周波数を聞き分ける。(人間の音の聞こえる範囲は、20Hz〜20,000Hz)
 
鼻は上唇と鼻が伸びた筋肉組織で中には骨はない。円筒状の鼻の先端は長く突き出ていて、それを手のように自在に操り小さな豆をも器用につかむ。これは長年かけて体得した技であり、子象(1歳未満でも3400キロ)のうちはもてあまし、自分の足で鼻を踏みつけてしまうこともある。
 
長い牙は上アゴの門歯が伸びたもので、一生伸びつづける。
 アフリカゾウは母系社会で群れのリーダーには経験豊富なメスがなる。通常は10〜20頭の群れで生活し、また大人のオスは単独で暮らす。22ヵ月をかけて1腹1子を生む。大きい臼歯には幾つもの襞があり、死ぬまでに6対の臼歯が出てきて、最後の歯が抜けると水草しか食べられず、衰弱して死ぬ。寿命約60年。森林地帯やサバンナに住み草や木の芽を、通常1日約45〜90kg、90〜180リットルの水を飲む。
 
象は『自然界の野性のブルトーザー』と呼ばれている。木々や灌木を食べ尽くし全滅させたり、枝を折ったりなぎ倒したりして森林の形そのものを変え、それによって他の草食動物、それらを追う肉食動物の生活場所をも大きく左右するからだ。
 
 若い雄は凶暴になる事がままあり、その際鼻から特殊な臭いのする液を噴射する。目と耳の間の測頭線から液体が多く分泌され、攻撃的になるこの時期をマストと呼ぶ。マスト時に分泌されるこの液はライオンがとても嫌うものであり、この臭いがついたライオンは仲間に攻撃を受け殺されることもある。(動物奇想天外)
 また、アフリカゾウの前ではライオンは道を譲り、狩りをしない。
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