オナガイヌワシ - Wedge-tailed Eagle -
オーストラリア大陸一帯の最大最強種。野犬ディンゴをも襲う。
英 名
Wedge-tailed Eagle
学 名
Aquila audax
全 長
85〜105cm
体 重
3.2〜5.8kg
翼開長
220〜285cm
主な特徴
オーストラリア大陸一帯の最強種は間違いなくこのオナガイヌワシだ。
全身黒色または肩と首の側面が褐色。
他のイヌワシ類と比較して尾が長く脚も長く、首も長い。
ラインが細く、やせてはいるがガッシリした大柄な体型で非常に大きく見える。

イヌワシ類の中で最大最強とも言われる、非常に強力な種族で、
世界最強の一つにあげる説もある。
このオナガイヌワシまでを含めて世界五強というせつもあるほどだ。
小型のカンガルー、ディンゴまでも捕獲するが70%はノウサギという調査も出ている。

大人のアカカンガルー(体重60kg程)を水辺で襲った例もあるが
失敗して水辺に押さえ込まれて溺死した例がある。

新大陸として人間が開拓を進めるにつれ、彼らは迫害を受け始める。

ヒツジの死体を食うこともある彼らを「羊を襲った」と
過激に捉えられての毒殺や銃殺といった乱獲もあったが、
大人のヒツジを殺せるほどの殺傷能力はない。
人間に最も迫害を受けたワシとさえも言われる。

現在は保護を受け、保護区では猛禽の狩りをするショーなどで、その勇壮な姿を見せてくれる。
様々な猛禽の狩りが行われるが、オナガイヌワシの狩りは際だって凄まじい者らしい。